素材の特徴
ポリウレタン（軟質・半硬質・硬質・エラストマー）
ポリウレタンとは
ポリウレタン（polyurethane）とは、2種類の主原料を混合して反応させることによって作られる、均一なプラスチック発泡体です。ポリウレタンは大きく軟質ウレタン、硬質ウレタンに別けられ、軟質ウレタンは軽く、クッション性・耐久性に優れているため私達の日常生活の中で幅広く使用されています。一方、硬質ウレタンは優れた断熱性を持ち、主に断熱性を活かした産業資材に使用されています。
ポリウレタンの特徴
1．軽量
施工が容易です。躯体に負担をかけることがありません。
2．クッション・吸収性
軟質ウレタンは柔らかくマットレスなどに使用される、クッション性が高い素材です。
半硬質ウレタンは硬質、軟質の中間の素材にあたり、主に衝撃吸収材に使用されるほど吸収性に優れています。
3．伸縮性
柔軟性に優れ、高い弾性を持ちます。防振効果、消音効果を発揮します。
4．短納期
加工性が高いため、従来の素材に比べ納期短縮が図れます。
5．断熱性
硬質ウレタンはプラスチックフォームの中で最も優れた断熱性能を有しています。
また、多くの材料と自己接着するため、複雑な形状の構造物ともすき間がない断熱層をつくることができます。
FRP（ガラス繊維強化プラスチック）
FRPとは
FRP (Fiber-Reinforced Plastics) は、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合して強度を向上させた強化プラスチックのことです。
GRC(ガラス繊維強化セメント）
GRCとは
GRC(Glassfiber Reinforced Cement) とは、ガラス繊維で補強したセメント素材です。
GRCの特徴
1．自由なデザイン性
自由な形状に加工ができ、塗装やコーティングも容易です。
2．軽量
軽量で高強度な薄肉製品の製作が可能です。
3．意匠性
粉末状の成分で骨材を使用しないため、細かい意匠表現が可能です。
4．高強度
従来のセメント製品の数倍の耐衝撃強度があります。
5．不燃性
燃えにくい不燃素材です。
6．施工性
従来のセメント製品に比べ軽量なため施工が容易です。
GRG（ガラス繊維強化石膏）
GRGとは
GRG（GlassFiber Reinforced Gypsum）とは、石膏をガラス繊維で補強し、曲げ・引っ張り等の強度耐衝撃性等を改善した素材です。
EPS（発泡スチロール）
EPSとは
EPS（発泡スチロール）は、原料であるビーズを発泡させ、さまざまな形に成形した素材です。
表面に発泡ビーズの模様があるのが特徴で、幅広い分野で使用されています。
ロートアルミ
ロートアルミとは
ロートアルミとは、ロートアイアンの製法を応用してアルミを加工した素材です。
ロートアルミの特徴
1．軽量
ロートアイアンに比べ約1/3の軽さなので取扱いが容易です。
2．耐久性
アルミはサビに強いため、屋外に設置しても長期間劣化しません。
3．意匠性
立体感と繊細さを兼ね備えた意匠を実現できます。
ゴムチップ
ゴムチップとは
ゴムチップ（Rubber chip）とは、顆粒状あるいはファイバ－状の細かなゴムを使用した素材です。適度なクッション性と通気性に優れているので、公園や遊園地、テニスコートなどに幅広く使用されています。